フェイクファー?
リアルファー?
名称の通りなんとなく偽物と本物という風に捉えているかと思いますが、詳しく知らないのではないでしょうか。
実際に、ファーのアイテムを購入している方もどちらか分からず着ているということもあるでしょう。
この記事では、リアルファーとフェイクファーの違いを分かりやすく説明し、それぞれのファーの特徴もご紹介します!
最後まで読むとリアルファーとフェイクファーの知識は完璧なので、ぜひご参考に!
リアルファーとフェイクファーの違い
まず、簡単にまとめると実際に動物の毛皮を用いたのがリアルファー、合成繊維を用いて自然の毛皮っぽく似せて作った生地がフェイクファーと呼ばれています。
後ほど詳しく説明しますが、今の時代のほとんどはフェイクファーで作られています。
ちなみに、フェイクファーは別名・エコファーとも呼ばれています。
リアルファーは本物の毛皮
動物の本物の毛皮を使っています。
フォックスやラビット、ミンクなどがありますが、そのまま使っているわけではありません。毛皮を多少加工しているため、風合いや匂いは豊かで高価です。
本物の動物の構造として「綿毛」と「刺し毛」があり、綿毛は短くて柔らかい毛になっています。そのため、ダウンのように体温調節ができるのがメリットです。
一方で、刺し毛は艶があり様々な動物の柄を表しています。
フェイクファーはタオルに似ている
構造としてはタオルやベロア素材のコーデュロイに似ています。
フェイクファーなのか確認したいときは、裏面をみて織または編構造の基布があれば合成品とわかります。
基布とはカーペットの裏面をつくる材料ですが、ここでは人工毛皮を植え付ける布地のようなものです。
人工毛皮を本物の毛皮のようい加工し、フェイクファーとして成り立っています。
「ファーフリー」の運動が進んでいる
リアルファーの方が当然価値は高いです。しかし、動物の毛皮を使っていることもあり、動物愛護団体側から見ると良い印象ではないのです。
そのため、リアルファーを使わないと宣言する「ファーフリー運動」が実施されています。
始まりは、メゾン・マルジェラのデザイナーのジョンガリアーノが、動物愛護団体PETAの副代表であるダン・マシューと退団してファーを使用しないことを言及したことからです。
- ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)
- ヴェルサーチ(Versace)
- グッチ(Gucci)
- マイケル・コース(Michael Kors)
- アルマーニ(Armani)
- トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)
現在、ファーフリー運動しているブランドが上記の通り。
ファッションのために動物を殺すのは、やはり不適切ですよね。フェイクファーでもリアルファーのような肌触りや光沢もあるので、あまり大差ありません。
ちなみに日本でも2016年には毛皮生産は終了しているそうです。
毛皮生産のリアルな動画があります。これを見るとリアルファーを着ることが申し訳なくなります。。。閲覧注意のため、それでも気になる方だけチェックしてみてください。
ファーのメリットは?リアルファーの手入れは難しい
リアルファーのメリット
- 耐水性がある。
- 保温性に優れている。
- 柔らかい感触と光沢。
フェイクファーのメリット
- 繊維がアクリル系で出来ているので、毛皮のデメリットをカバー可能。
- 耐久性がある。
- 手入れが簡単。
- 発色性が優れている。
リアルファーとフェイクファーの手入れはそれぞれありますが、やはりリアルファーは本物の毛皮ため手入れは非常に難しいです。
デメリットをあげるなら、カビが生えやすい、自然劣化や退色する、匂いが吸着しやすいなどが挙げられます。
今の時代にリアルファーを使っている人も少なく、持っていたとしても少し時代遅れな感じがします。
手入れの楽さや長期的に着たいのであれば、フェイクファーの高価なものを選ぶ方をオススメします。
ファーは他の人とコーデに差を付けれるアイテムとして注目!
ファーの代表的なアイテムとしてはファーコートです。その他にも実は注目されているのが、バッグや靴です。
コーデに差をつける、アクセントをつけるという意味でも人気になっています。
ぜひ、この機会にフェイクファーアイテムを1つ手にしてみてはいかがでしょうか。
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