細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂ら4人で構成されているはっぴぃえんどというバンドを知っている人は今となっては少ないでしょう。
知る人ぞ知るバンドでもあり、はっぴぃえんどを知っている人は、中々の音楽マニアだと思います。
僕自身も、最近まで知る由もなかったのですが、シティポップの原点が気になって調べたときに初めて出会いました。
メロディや歌詞が耳につき、とにかくエモいアーティスト「はっぴぃえんど」について紹介していきます。
「はっぴぃえんど」とは?
「はっぴぃえんど」は細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂の4人で結成されたバンド。
元々は1969年3月に「エイプリル・フール」1969年6月「ヴァレンタイン・ブルー」という前身を経て、「はっぴぃえんど」が結成されました。
1970年3月に「ヴァレンタイン・ブルー」から「はっぴぃえんど」に改名されたそうです。
楽曲のジャンルとしては、フォークでありロックという、人の捉え方によって変わります。
当時流行っていた、ビートルズといったポップめなイギリスロックとは違い、アメリカロックのバッファロー・スプリングフィールドの音楽に影響を受けたサウンドが特徴的。
当時では異例の、日本語でロックをするという文化を構築しました。
1stアルバム「はっぴぃえんど(通称:ゆでめん)」をリリース後、1971年には傑作『風街ろまん』を発表、最後に「HAPPY END」し、1972年に3年で解散。
短い期間ながら、数多くアーティストに影響を与えたスペシャリストなバンドグループで、特別大ヒットしたわけではなく、一部の熱狂的なファンに支持されています。
名だたる4人構成メンバー
なんと言ってもメンバーが神々たる方が揃っています。
細野晴臣さんは、テクノポップで知られているYMOの一員であり、作曲家として「風の谷のナウシカ(安田成美)」「禁句(中森明菜)」などの楽曲を提供しています。
大滝詠一さんは、アメリカポップとビートルズそれぞれに没頭し、細野晴臣さんと意気投合しはっぴぃえんどに。今となってはソロでのシンガーソングライターとしても有名ですね。
松本隆さんは、作詞家としてメインに活動しており、「木綿のハンカチーフ(太田裕美)」「ルビーの指環(寺尾聰)」が代表的です。
そして鈴木茂さんは、ギタリストとしてプロフェッショルで、数多くの演奏に参加しています。
解散後の各メンバーは更に飛躍し、細野はキャラメル・ママ~ティン・パン・アレーを経てYMOを結成。大滝、鈴木はソロになり、松本は作詞家として転身していきました。
はっぴぃえんどというグループサウンドがあったからこその大きな飛躍が出来たのではないでしょうか。
平成世代に聴き入りやすい「風をあつめて」
風をあつめてをついにが一番人気の曲で代表作として扱われています。
もちろんほ勿論他にも神曲はありますが、まずは「風をあつめて」が聴き入りやすいはずです。
メンバーである松本隆が作詞、細野晴臣が作曲を手掛け、2枚目のスタジオ・アルバム「風街ろまん」でリリースされました。
「ロスト・イン・トランスレーション(2003年)」「4TEEN(2004年)」といった映画の挿入歌となり、最近では森永乳業「マウントレーニア」(2020年5月)のCMで窪田正孝がカバーしてたりと後世に残される楽曲です。
サブスク解禁もしてるので、是非チェックしてみてください。
その他にも個人的にもオススメする楽曲があるので、またご紹介していきます。
フォークなのかロックなのか
この論争が今でも成されていて、フォークかロックなのか対立しています。
はっぴぃえんどのコンセプトとしては、アメリカンロックを日本語ロックで歌っているためロックと言われていますが、あまりロック感がなくフォークロックというジャンルにはなっています。
つのだ☆ひろや宇崎竜童、恩蔵茂らは、「はっぴいえんどはフォーク」と言っており、はっぴぃえんどをきっかけにロックバンドを組んだというのが少ないのも頷けます。
「ここ何十年で、日本のロックのルーツがはっぴいえんどだと喧伝しているヤツがいて、評論家でもそれに加担している一派が多いものだから、いつの間にか、日比谷野音(10円コンサート)やニューロックの時代が歴史から消されましたよね。無かったことにされてるんです。僕の中では、はっぴいえんどはフォークでしたよ。彼らは「唄の市」コンサートとかのフォーク・イベントに出ていたバンドで、僕たちロックをやっている仲間にいなかった。これは、ハッキリと言っておきたいですね」
実際、イギリスやアメリカのロックの影響を受け、日本の音楽にロックが伝わり始めたため、はっぴぃえんどは当時ではフォークというカテゴリーに位置付けられていたのでしょう。
先に、グループサウンズ、その後にはっぴぃえんどという流れだったこともあり、フォークロックというジャンルが一番最適ですね。
僕自身はフォークというよりロックだなぁと感じる事が多いです。
アメリカンロックのようなハードさ、都会っぽさが無いながらも、落ち着いたロックという認識ですね。
勿論フォークジャンルにも感じ取れる楽曲ではありますが、シティポップの原点で、彼らに影響を受けた楽曲を制作したアーティストも数多くいると思うと若干納得はいきます。
とく最もロックだなぁと感じるところは、松本隆による文学的で表現の幅が広い歌詞に、大瀧詠一の気怠げなボーカルが堪らなく現代とは違う点。
「暗闇むささび変化」ではポップさが出たり、「はいからはくち」は田舎感が溢れたり、「12月の雨の日」はライブ感溢れるギターやベース、ドラムが心地よく、様々な表現技法を見事調和されているところが非常にロックに感じる。
1曲1曲が何よりも彼ら4人メンバーの日本語ロックを手掛けながらも、アメリカンリスペクトが伝わってきます。
「はっぴぃえんど」まとめ
日本語ロックの創世記時代に活躍し、邦楽ロックの原点として数知れない影響を与えました。
その耳ではっぴぃえんどが描いた日本語ロックソングを感じ取ってみてじはいかがでしょうか。
古着通販まとめ
レディース通販まとめ
メンズ通販まとめ